その執事、プライベート立ち入り禁止につき
すると、千田さんは優しく微笑んだ。


「私は、石本家に忠誠を誓いました。なのでこの家を売らないのでしたら、私も管理を手伝わして下さいませ」


その微笑みを見た時、私はこの人とならやっていける気がした。


2秒後まで。


キーンコーン。


12時を知らせる鐘が屋敷から聞こえる。

その瞬間・・・
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