その執事、プライベート立ち入り禁止につき

「だったら、お婆ちゃんと同じ勤務時間で、仕事内容も同じで構いません。また部屋も私は客間に住むので、千田さんは今まで通りの部屋を自室として使い続けて大丈夫です」

「それと私の仕事は家で行うものも多いので、日中も家にいることがあります。あと、私は基本土日が休みです」


私がはっきりそう言うと、千田さんは驚いた顔をした。

「若いのにしっかりしてらっしゃるのですね」

自分だって若いだろうに、千田さんは心底関心したようだった。

そして、そっと私に近づき私の頬に触れた。

「!?」

「しかし、私はもう玲紗様の執事。いつでも甘えて下さって大丈夫ですよ?」
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