その執事、プライベート立ち入り禁止につき
でも、私はきっと千田さんのことを勘違いしていた。

「千田さん、ありがとうございます」

私がお礼を言うと、千田さんはもう一度ため息をついた。


「はぁ・・・お前は本当にこの一週間、勤務時間以外は俺に関わってこないし、炊事洗濯も本当にしっかり出来る」

「小娘の世話なんか冗談じゃないと思ったが、本当に全然世話もかけねぇ」


千田さんが何を言いたいのかよく分からない。

「あの・・・どう言う意味ですか?」
< 36 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop