いつか永遠の眠りにつく日まで
さらに翌日、建国記念パーティー当日。城内は朝からバタバタと大賑わいだった。
「朝から大賑わいね…。」
「お前だってパーティーだけじゃなく、記念式典もあるんだぞ。」
今日は1日私の護衛を務めてくれるマーテルが、溜め息混じりに言う。
そういうマーテルも今日は公の場なので、剣は携帯しているものの鎧は着ていないし、いつもと違い華やかな装いだ。
「リーリア様、お召替えを。」
ノック音が聞こえ、侍女が部屋へと入って来た。
私も支度しなければ。
「えぇ。」
ルチェルナ王国のドレスはシンプルなデザインのものが多い。
今日のドレスも、かなりシンプルなものだ。
白い生地に淡い水色や黄緑色のチュールを重ねたドレスは、清潔感と愛らしさを感じさせる。
刺繍には金色の糸が使われている。
「どう?」
ヘアメイクをしてもらった後、部屋で待機していたマーテルに見せびらかす。
マーテルはシャイだから、きっと顔を真っ赤にする。でも照れながら、褒めてくれるはず。
「ま、まぁ、いいんじゃねぇの?」
真っ赤になった顔を隠すように、ふいっとそっぽを向きながら、予想通り褒めてくれた。
(ほら、ね。)
彼のこういうところが可愛くて、意外と好きだったりする。
「朝から大賑わいね…。」
「お前だってパーティーだけじゃなく、記念式典もあるんだぞ。」
今日は1日私の護衛を務めてくれるマーテルが、溜め息混じりに言う。
そういうマーテルも今日は公の場なので、剣は携帯しているものの鎧は着ていないし、いつもと違い華やかな装いだ。
「リーリア様、お召替えを。」
ノック音が聞こえ、侍女が部屋へと入って来た。
私も支度しなければ。
「えぇ。」
ルチェルナ王国のドレスはシンプルなデザインのものが多い。
今日のドレスも、かなりシンプルなものだ。
白い生地に淡い水色や黄緑色のチュールを重ねたドレスは、清潔感と愛らしさを感じさせる。
刺繍には金色の糸が使われている。
「どう?」
ヘアメイクをしてもらった後、部屋で待機していたマーテルに見せびらかす。
マーテルはシャイだから、きっと顔を真っ赤にする。でも照れながら、褒めてくれるはず。
「ま、まぁ、いいんじゃねぇの?」
真っ赤になった顔を隠すように、ふいっとそっぽを向きながら、予想通り褒めてくれた。
(ほら、ね。)
彼のこういうところが可愛くて、意外と好きだったりする。