アクアマリン…小さな宝石の気持ち……


「結。ごめん。まだかかるから、先にかえってて。」


「……わかりました。」


淋しくても我慢するしかない。


私はそれ以上なにも言わず電話をきった。


着替えをすませ、いつもならしない化粧直しを念入りにしてロッカーを出た。





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