アクアマリン…小さな宝石の気持ち……


カラオケボックスの広い部屋で、


必要以上に距離を空けた私。


成田さんは決して近寄ろうとはしなかった。


きっと私に、女として興味がないのだ。



普通の女なら悲しむだろう。


ましてやブライダルの女の子たちなら泣いてしまうかもしれない。


でも、私にはそれがよかった。



だって、





男は怖いから。
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