愛はすぐそばに
初めて声をかけてくれたのは給食の時間だった。

私が牛乳を飲んでいると

「変な飲み方だね。」


私に笑いかけてくれた。

たった一言だったけどすごく嬉しかった。



朝、教室に入るとよく目が合ったりする。

こんな小さなことも私には大きなことだった。



日がたつにつれ私の恋心も大きくなっていく…。

中澤くんはそんなこと知らないだろう。


"私のことちょっとでも考えることあるのかな"
時々そう思う。

そんなことあるわけないのに…。

私はおとなしい性格で学級でも目立ってなかったから。



いろんなことがあるうちに一学期が終わり夏休みが終わった。


夏休みなんて最悪だった

中澤くんに全然会うことができなかったから。



二学期が始まり、またすぐ席替えをした。

中澤くんの近くになるようにずっと願ってた。


でも…


離れてしまった…。


私は遠くから見つめるぐらいしかできなかった。


二学期は一学期よりも恋心が大きくなって大変だった。


家に帰ってテレビを見てるときも


宿題をしているときだって


中澤くんのことが頭から離れなかった。


宿題なんて全然進まない。


そんな毎日がずっと続いた。
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