愛はすぐそばに
心の中に
浅倉を好きになったのは中学2年にあの学校に転校してきた初日からだった。
学年生徒全員の前で自己紹介をしているとき最初に目に入ったのは浅倉だった。
教室で彼女を見ているといつも1人で目立つ性格ではなかった。
それなのにどうして好きになったんだろう。
気になっていたその時に浅倉は僕の後ろの席になった。
それからというもの授業中に後ろが気になって、振り返ったりするけど
なかなか話しかけることができなかった。
家に帰って真っ先に思い浮かぶのは浅倉だった。
"今、何してるんだろう"
そう思うと、
いつも次の日が待ち遠しかった。
あの日の給食時間思い切って話し掛けてみた。
でもたった一言だけ…。
浅倉は、いきなり声をかけられたせいかびっくりした顔をして、一瞬笑っただけだった。
それでも…
嬉しかった。
話し掛けた後も僕の心臓は、鼓動を止めることはなかった。
浅倉を思う気持ちは他の人から見ると簡単に覚めてしまうような好奇心に見えるかもしれない。
でもそれは違う…。
僕は確実に浅倉という存在に魅力を感じていた。
あの時の僕は何も考えていなかった。
ただ好きでいればそれでいいなんて思っていた。
今思うとそれは無理なことだったんだ。
気持ちを伝えずに想っているだけがあんなにも自分を苦しめるなんて思わなかった。
学年生徒全員の前で自己紹介をしているとき最初に目に入ったのは浅倉だった。
教室で彼女を見ているといつも1人で目立つ性格ではなかった。
それなのにどうして好きになったんだろう。
気になっていたその時に浅倉は僕の後ろの席になった。
それからというもの授業中に後ろが気になって、振り返ったりするけど
なかなか話しかけることができなかった。
家に帰って真っ先に思い浮かぶのは浅倉だった。
"今、何してるんだろう"
そう思うと、
いつも次の日が待ち遠しかった。
あの日の給食時間思い切って話し掛けてみた。
でもたった一言だけ…。
浅倉は、いきなり声をかけられたせいかびっくりした顔をして、一瞬笑っただけだった。
それでも…
嬉しかった。
話し掛けた後も僕の心臓は、鼓動を止めることはなかった。
浅倉を思う気持ちは他の人から見ると簡単に覚めてしまうような好奇心に見えるかもしれない。
でもそれは違う…。
僕は確実に浅倉という存在に魅力を感じていた。
あの時の僕は何も考えていなかった。
ただ好きでいればそれでいいなんて思っていた。
今思うとそれは無理なことだったんだ。
気持ちを伝えずに想っているだけがあんなにも自分を苦しめるなんて思わなかった。