地味子はトップアイドル!
「どうしたの?」
「ふぇっ!ど、どうしたって?」
「なんか嬉しそーな顔してるよ」
そ、そんなに顔に出てたかな…
「今度はそんなに顔に出ていたのかなって思ったでしょ!」
えっ!?なんで分かるの!?もしやエスパ「違うから!」
「やっぱりエスパーじゃん!」
「後半からは声に出してたよ…」
「うそっ!?」
慌てて口を抑える
「もう遅いよ…」
それから結構笑われちゃったけど梨花とは仲良くなれそうっ!
何駅が乗ったところで学園の最寄り駅についた。
う〜ん…ここ、かな?
「ひっろぉー」
「迷子になるね、確実に…」
とりあえず講堂に行けばいいのかな?
パンフレットを見ながら梨花ちゃんのおかげでどうにかつけた。梨花ちゃんがいなかったら入学式に出れなかったかも…それくらい大きな学園だった。
なんとか見つけた講堂の入口にはクラス分けが書かれていた。身長150cm程の私は背伸びをしたけど人がたくさんいて見えなかった。
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