長嶺さん、大丈夫ですか?
「ええ。 まだ詳しく言えないんですけど、ちょっと面白い合同企画を考えてまして……そうだ、何かあればノイーズさんを推薦させてもらいますね! 優秀な担当者がいるのでって」
「うわー嬉しいです! それは光栄ですし助かります。 ぜひよろしくお願いします! ……あ、そうだ、恩田さんに会ったらあげようと思ってたんですこれ! まだオフレコなんですけど、来月からうちで打ち出そうとしてる新商品のサンプルで、恩田さん絶対好きだと思ってたんですよー」
「え、なになに?」
す、すごい。
ユメアリフーズとの大きな企画に参加させてもらえるかもしれないってだけで浮かれてしまいそうなのに、サラッと新商品の営業をしている。
さすが長嶺さん。
私は邪魔にならないように、少し後ろに下がって二人が話す様子を見守る。
するとその奥に、ヨロヨロ、フラフラと歩いていく女性の姿が見えた。
「うわー嬉しいです! それは光栄ですし助かります。 ぜひよろしくお願いします! ……あ、そうだ、恩田さんに会ったらあげようと思ってたんですこれ! まだオフレコなんですけど、来月からうちで打ち出そうとしてる新商品のサンプルで、恩田さん絶対好きだと思ってたんですよー」
「え、なになに?」
す、すごい。
ユメアリフーズとの大きな企画に参加させてもらえるかもしれないってだけで浮かれてしまいそうなのに、サラッと新商品の営業をしている。
さすが長嶺さん。
私は邪魔にならないように、少し後ろに下がって二人が話す様子を見守る。
するとその奥に、ヨロヨロ、フラフラと歩いていく女性の姿が見えた。