長嶺さん、大丈夫ですか?
「あー、色々と、なんか勘違いしてたんですよね! 僕も失礼な態度があったかもしれません。 本当にすみませんでした!」
長嶺さんが爽やかに言うと、顔をゆっくりとあげた社長は感激したのか、表情を泣きそうに崩して長嶺さんの両肩に手を置いた。
「ノイーズと契約を切ってからのこの期間、いかに良くしてもらっていたのか痛感した。 君たちに投資することでこの無礼を詫びたい。 勝手な願いだとわかっているが、契約を復活させてくれないか」
「! もちろんです!」
契約復活……! やった!
長嶺さんと微笑みあって、ぐっと握りこぶしを作る。
もし社長が普通の人だったら、きっと本当のことがわかったところで無かったことにされていただろう。
娘を溺愛しすぎてるところは少し問題だけど、根っこが熱い社長だからこそこうしてわざわざ謝りに来て、契約復活を提案してくれた。
長嶺さんの対応で信頼はまたさらに厚くなっただろう。
本当によかった……。
それにしても、なんで急に麗華さんは真実を話す気になったんだろう。
「あの、長嶺さん、これ……」
麗華さんが大きな紙袋を長嶺さんに渡した。
なんだろう……服?
長嶺さんは中身を確認して「ああ」と納得したように頷く。
「すみません、逆に気遣わせてしまって」
「いえ、あの……とても助かったので……」
……?
話が見えない。 ていうか麗華さん、また恋する乙女の顔してない?
長嶺さんが爽やかに言うと、顔をゆっくりとあげた社長は感激したのか、表情を泣きそうに崩して長嶺さんの両肩に手を置いた。
「ノイーズと契約を切ってからのこの期間、いかに良くしてもらっていたのか痛感した。 君たちに投資することでこの無礼を詫びたい。 勝手な願いだとわかっているが、契約を復活させてくれないか」
「! もちろんです!」
契約復活……! やった!
長嶺さんと微笑みあって、ぐっと握りこぶしを作る。
もし社長が普通の人だったら、きっと本当のことがわかったところで無かったことにされていただろう。
娘を溺愛しすぎてるところは少し問題だけど、根っこが熱い社長だからこそこうしてわざわざ謝りに来て、契約復活を提案してくれた。
長嶺さんの対応で信頼はまたさらに厚くなっただろう。
本当によかった……。
それにしても、なんで急に麗華さんは真実を話す気になったんだろう。
「あの、長嶺さん、これ……」
麗華さんが大きな紙袋を長嶺さんに渡した。
なんだろう……服?
長嶺さんは中身を確認して「ああ」と納得したように頷く。
「すみません、逆に気遣わせてしまって」
「いえ、あの……とても助かったので……」
……?
話が見えない。 ていうか麗華さん、また恋する乙女の顔してない?