長嶺さん、大丈夫ですか?
「長嶺さん。 このスマートフォン、私用ですよね? ずっと鳴り続けてて本当に騒がしかったです」
普通、私のようなまだなんの実績もない新人が五つ歳上の中堅社員、それも営業部一番のエースに対してこんな生意気な口を利くのは非常識と思われるだろう。
だがそれでいい。
「あ、ほんと? ごめんねー」
この無駄に可愛いふにゃ笑顔から見てもわかるとおり、この上司には私の嫌味がまるで通用しないのだ。
長嶺さんは荷物を置いてPCを立ち上げながら、先ほど騒がしく鳴いていたスマートフォンを手にしてトトトッと軽やかに操作する。
「……長嶺さん」
「んー?」
「オフィスで私用の連絡はダメですよ」
「あはは」
あははて。
フフ、いてこましたろか?(ニコニコ)
普通、私のようなまだなんの実績もない新人が五つ歳上の中堅社員、それも営業部一番のエースに対してこんな生意気な口を利くのは非常識と思われるだろう。
だがそれでいい。
「あ、ほんと? ごめんねー」
この無駄に可愛いふにゃ笑顔から見てもわかるとおり、この上司には私の嫌味がまるで通用しないのだ。
長嶺さんは荷物を置いてPCを立ち上げながら、先ほど騒がしく鳴いていたスマートフォンを手にしてトトトッと軽やかに操作する。
「……長嶺さん」
「んー?」
「オフィスで私用の連絡はダメですよ」
「あはは」
あははて。
フフ、いてこましたろか?(ニコニコ)