長嶺さん、大丈夫ですか?
「あの、長嶺さんはお肉とお魚だったらどちらが好きですか?」
「うーん、魚ですかねぇ」
「本当ですか!?一緒です!じゃあ和食と洋食だったら?」
「和食ですね」
「一緒です~~~♡」
麗華さん、凄い。 長嶺さんを絶対ものにしてやろうという気概を感じる。
対する長嶺さん、意外とノリが悪い……?
間もなくエレベータが地上について、私たちはエントランスの外に向かう。
「それでは麗華さん、ここで失礼します。本日はありがとうございました」
長嶺さんと私は頭を下げて、自動ドアを抜けた。
はぁ……やっと解放された。
「ああああの!」
顔を真っ赤にした麗華さんが自動ドアを飛び出してきたので、私も長嶺さんも足を止める。
「あああの、あの、長嶺さん! よっ、良かったら今度、お食事でもいかがですか……!?」
その手にはプライベートの連絡先を聞くためか、スマホがギュッと握られている。
「……あぁ、いいですね!そしたら今度お父様にご都合聞いてみます」
「あっ、いえ、あの……ふっ、二人きりで……行きたいです!」
わぁ!デートのお誘い!!
マジでこの人私のこと見えてないな!?
「……」
長嶺さんはしばらく押し黙ると、ニコッと笑う。
「うーん、魚ですかねぇ」
「本当ですか!?一緒です!じゃあ和食と洋食だったら?」
「和食ですね」
「一緒です~~~♡」
麗華さん、凄い。 長嶺さんを絶対ものにしてやろうという気概を感じる。
対する長嶺さん、意外とノリが悪い……?
間もなくエレベータが地上について、私たちはエントランスの外に向かう。
「それでは麗華さん、ここで失礼します。本日はありがとうございました」
長嶺さんと私は頭を下げて、自動ドアを抜けた。
はぁ……やっと解放された。
「ああああの!」
顔を真っ赤にした麗華さんが自動ドアを飛び出してきたので、私も長嶺さんも足を止める。
「あああの、あの、長嶺さん! よっ、良かったら今度、お食事でもいかがですか……!?」
その手にはプライベートの連絡先を聞くためか、スマホがギュッと握られている。
「……あぁ、いいですね!そしたら今度お父様にご都合聞いてみます」
「あっ、いえ、あの……ふっ、二人きりで……行きたいです!」
わぁ!デートのお誘い!!
マジでこの人私のこと見えてないな!?
「……」
長嶺さんはしばらく押し黙ると、ニコッと笑う。