携帯電話、彼との距離
「いや、んな言われたってさ、知らないもんは知らないよ」
私は腕を振りほどいて言う。
「だって私、そもそも芸能人とか興味ないし。
顔が良いとか、身長が高いとか
そんな理由だけで写真集だとかよくわかんないもの買える人たちもよくわからないし。
何がしたいのか理解できないものとは関わりたくないのよ私は」
とたん、彼女はツインテールと私の腕をまた上下に動かし始めた。
「んもぅ、夢がないなぁ!絶対そんなんじゃモテない!彼氏が2次元になっちゃうよ!」
「2次元?…紙の上…?…そもそも、恋愛感情や彼氏の定義って、何…?」
「「……」」
数秒の沈黙。
そのあと、彼女ははぁと息を吐いた。
「あのさぁ!もうちょい乙女チックな展開の物語とかファンタジーとかに憧れないの?」
私は腕を振りほどいて言う。
「だって私、そもそも芸能人とか興味ないし。
顔が良いとか、身長が高いとか
そんな理由だけで写真集だとかよくわかんないもの買える人たちもよくわからないし。
何がしたいのか理解できないものとは関わりたくないのよ私は」
とたん、彼女はツインテールと私の腕をまた上下に動かし始めた。
「んもぅ、夢がないなぁ!絶対そんなんじゃモテない!彼氏が2次元になっちゃうよ!」
「2次元?…紙の上…?…そもそも、恋愛感情や彼氏の定義って、何…?」
「「……」」
数秒の沈黙。
そのあと、彼女ははぁと息を吐いた。
「あのさぁ!もうちょい乙女チックな展開の物語とかファンタジーとかに憧れないの?」