【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
☆4
「やっぱ下駄っていい音だね」
「夏って感じするねえ」
カランコロンと下駄を鳴らし、3人並んでお祭り会場へと向かっていた。
紗南は薄ピンクに白い洋風なお花柄。
綾羽は紺色のストライプ柄。
そして私は、白地に黄色のひまわり柄。
三人三色、見事に分かれた系統の浴衣で並んで歩く。
それもまた楽しくて、会場に着くまでの間に、これでもかというほど写真を撮った。
「あ、来た来た。やっほー!」
遠くから聞こえる明るい声に、私は手を振り返す。
「晴樹だ!恭弥もいる!」
遠すぎて正直ぼんやりしか見えないけど、うるさくてよく通る声とあの大きな動きは晴樹に違いないし、その隣に立つ落ち着いた雰囲気の高身長男はきっと恭弥だ。
近くまで行って、晴樹と恭弥ということをしっかりと確認し、私たちは合流した。
「夏って感じするねえ」
カランコロンと下駄を鳴らし、3人並んでお祭り会場へと向かっていた。
紗南は薄ピンクに白い洋風なお花柄。
綾羽は紺色のストライプ柄。
そして私は、白地に黄色のひまわり柄。
三人三色、見事に分かれた系統の浴衣で並んで歩く。
それもまた楽しくて、会場に着くまでの間に、これでもかというほど写真を撮った。
「あ、来た来た。やっほー!」
遠くから聞こえる明るい声に、私は手を振り返す。
「晴樹だ!恭弥もいる!」
遠すぎて正直ぼんやりしか見えないけど、うるさくてよく通る声とあの大きな動きは晴樹に違いないし、その隣に立つ落ち着いた雰囲気の高身長男はきっと恭弥だ。
近くまで行って、晴樹と恭弥ということをしっかりと確認し、私たちは合流した。