【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
☆5
「あれ…」
人ごみの中遠目に見えた、見覚えのある後ろ姿。
私が思わず口にすると、恭弥がそれに気付いてその視線を追う。
身長の低い私はすぐに見失ってしまったけど、恭弥は見つけたようで、少し、足を速めた。
「隼人くん、シュンくん!」
恭弥が慣れたように何度かそう呼び、その後ろ姿は振り返る。
「あれ、恭弥?」
背の高い恭弥は人ごみの中でも見失いにくい。
お兄ちゃんとシュンくんはすぐに恭弥に気がついてその足を止めた。
「ってことは、皆いる?」
その声に、恭弥が頷き、晴樹が人ごみを縫ってたどり着く。
「うわー、お久しぶりです!めっちゃかっこいいっすね二人とも!」
アイドルかと思ったーなんて大袈裟に言う晴樹に、ふたりはあきれ顔を見せる。
そんな風に話している間に、私達も何とかたどり着き、6人は少し人込みから外れて話し出した。
人ごみの中遠目に見えた、見覚えのある後ろ姿。
私が思わず口にすると、恭弥がそれに気付いてその視線を追う。
身長の低い私はすぐに見失ってしまったけど、恭弥は見つけたようで、少し、足を速めた。
「隼人くん、シュンくん!」
恭弥が慣れたように何度かそう呼び、その後ろ姿は振り返る。
「あれ、恭弥?」
背の高い恭弥は人ごみの中でも見失いにくい。
お兄ちゃんとシュンくんはすぐに恭弥に気がついてその足を止めた。
「ってことは、皆いる?」
その声に、恭弥が頷き、晴樹が人ごみを縫ってたどり着く。
「うわー、お久しぶりです!めっちゃかっこいいっすね二人とも!」
アイドルかと思ったーなんて大袈裟に言う晴樹に、ふたりはあきれ顔を見せる。
そんな風に話している間に、私達も何とかたどり着き、6人は少し人込みから外れて話し出した。