【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
「花火も初めて見たんだ。近くだともっと綺麗だよね。いつか、見れたらいいなあ」
なんとなくぼんやりと呟いた、きっと叶うことのない希望。
それを聞いた菜摘が勢いよく、僕の視界に飛び込んできた。
「行こう!!絶対に一緒に行こう!約束!」
真っ直ぐその約束が叶うと信じて疑わないその瞳に、僕は目を見開いた。
不思議なんだ。菜摘の目は。
叶いっこない。
自分だったらそう言って簡単に手放してしまう願いすら、
本当に叶うんじゃないかって、そう思わせてしまうんだから。
「うん、約束。」
そっと、小指を差し出すと、菜摘は嬉しそうに自身の小指を絡める。
その日も星が綺麗で、たくさんの光り輝く星が、花火に負けないくらい彩やかに、僕たちの約束を見守っていた。
なんとなくぼんやりと呟いた、きっと叶うことのない希望。
それを聞いた菜摘が勢いよく、僕の視界に飛び込んできた。
「行こう!!絶対に一緒に行こう!約束!」
真っ直ぐその約束が叶うと信じて疑わないその瞳に、僕は目を見開いた。
不思議なんだ。菜摘の目は。
叶いっこない。
自分だったらそう言って簡単に手放してしまう願いすら、
本当に叶うんじゃないかって、そう思わせてしまうんだから。
「うん、約束。」
そっと、小指を差し出すと、菜摘は嬉しそうに自身の小指を絡める。
その日も星が綺麗で、たくさんの光り輝く星が、花火に負けないくらい彩やかに、僕たちの約束を見守っていた。