【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
「ホント、綺麗だな」
「だよね、私いつか、プラネタリウム行ってみたいんだー」
隣に座って、にこやかに会話をするふたりを見つめ、私は微笑んだ。
その日が来ても、菜摘には、シュンくんがいる。
彼女の苦しみも、今はまだ隠れているキラキラした思い出も、すべて受け入れた上で菜摘を大切にしようとしてくれている人がそこにいる。
だから、だから大翔。
いつか必ず、菜摘が貴方を見つけるその日まで、どうか、温かく見守っていて。
私たちはみんな、大翔のことを、絶対に忘れないから。
星になりたいと願った大翔。
菜摘は、記憶を失っても尚、いつも星空を見上げ、幸せそうに笑っている。
それはまるで、大翔を忘れるはずがないと、菜摘自身が伝えているようで。
私は、満天の星空を見上げ、微笑んだ。
ーーきっと、また逢えるよ。
「だよね、私いつか、プラネタリウム行ってみたいんだー」
隣に座って、にこやかに会話をするふたりを見つめ、私は微笑んだ。
その日が来ても、菜摘には、シュンくんがいる。
彼女の苦しみも、今はまだ隠れているキラキラした思い出も、すべて受け入れた上で菜摘を大切にしようとしてくれている人がそこにいる。
だから、だから大翔。
いつか必ず、菜摘が貴方を見つけるその日まで、どうか、温かく見守っていて。
私たちはみんな、大翔のことを、絶対に忘れないから。
星になりたいと願った大翔。
菜摘は、記憶を失っても尚、いつも星空を見上げ、幸せそうに笑っている。
それはまるで、大翔を忘れるはずがないと、菜摘自身が伝えているようで。
私は、満天の星空を見上げ、微笑んだ。
ーーきっと、また逢えるよ。