【番外編】花火大会の記憶 ー星空の下、キミとの約束。
☆2
「ごめんね、待たせちゃってー」
処方された薬を抱え、薬局の駐車場で待つシュンくんの車に乗り込む。
車で時間を潰していたシュンくんは、にっこりと笑って私を迎え入れた。
「ううん。今日も寄り道付き合ってくれるんでしょ?」
「それはうん!もちろん!」
「なら、逆にありがたいから」
申し訳ないと思う、私の気持ちを取っ払うような明るい言葉。
私は、嬉しくて、勝手に上がってしまう口角を隠すようにシートベルトに手を掛けた。
「え、ここ?」
「そう、今、キャンペーンやっててさ、パイン増量のパフェ食べたくて」
数分車を走らせて到着したのは、
スイーツが定番人気の、可愛らしいカフェ。
スイーツ目当てで行くには、少し時間が遅いからか、並ぶことなく入ることができて、私は嬉しくなる。
実は、私もキャンペーンのことは知っていて、行きたいなと思っていたんだ。
「え、私も、パイン増量のタルト食べたかったの!」
「まじ?じゃあちょうど良かった」
嬉しそうにパフェとタルトの2つを注文してくれるシュンくん。
おしゃれなカフェに二人。
周りからの視線と、囁かれる「かっこいい」という声に、私は少し周りをキョロキョロした。
それとは対照的に、シュンくんは全く気にしていない様子で、メニューを眺めている。
黒のTシャツに、ブラウンのすらっとしたワイドパンツ。
シンプルな服装に際立つ明るめな髪と、シルバーのピアス。
やっぱり、かっこよさは際立っていて、私は少しドキドキしていた。
処方された薬を抱え、薬局の駐車場で待つシュンくんの車に乗り込む。
車で時間を潰していたシュンくんは、にっこりと笑って私を迎え入れた。
「ううん。今日も寄り道付き合ってくれるんでしょ?」
「それはうん!もちろん!」
「なら、逆にありがたいから」
申し訳ないと思う、私の気持ちを取っ払うような明るい言葉。
私は、嬉しくて、勝手に上がってしまう口角を隠すようにシートベルトに手を掛けた。
「え、ここ?」
「そう、今、キャンペーンやっててさ、パイン増量のパフェ食べたくて」
数分車を走らせて到着したのは、
スイーツが定番人気の、可愛らしいカフェ。
スイーツ目当てで行くには、少し時間が遅いからか、並ぶことなく入ることができて、私は嬉しくなる。
実は、私もキャンペーンのことは知っていて、行きたいなと思っていたんだ。
「え、私も、パイン増量のタルト食べたかったの!」
「まじ?じゃあちょうど良かった」
嬉しそうにパフェとタルトの2つを注文してくれるシュンくん。
おしゃれなカフェに二人。
周りからの視線と、囁かれる「かっこいい」という声に、私は少し周りをキョロキョロした。
それとは対照的に、シュンくんは全く気にしていない様子で、メニューを眺めている。
黒のTシャツに、ブラウンのすらっとしたワイドパンツ。
シンプルな服装に際立つ明るめな髪と、シルバーのピアス。
やっぱり、かっこよさは際立っていて、私は少しドキドキしていた。