【完全版】俺様幼馴染の溺愛包囲網
坂上聖のつぶやき②
うだるような暑さにセミの声。夏本番を迎えた空から、容赦なく太陽が照りつける。遠くから、水泳補習の子供達があげる水飛沫と、はしゃぐ声が聞こえてくる。
午後から『あゆみ』の最終チェックに配布プリントのコピーをしたら今日はもう帰ろう。
昨日はなかなかヘビーな1日だった。
学校を出て、結衣子から聞き出したブランドで、エンゲージリングを購入。サイズもバッチリのはずだった。
その足で雅との待ち合わせ場所へ行き、その場で跪いてプロポーズ。
そこが駅前のコーヒーショップだなんて、気にしてられるか。
小さな箱を取り出す俺に、周囲の冷やかしの声。
あまりの驚きにポロポロ泣き出した雅だったが、ちゃんとOKの返事はもらった。
「遅いよバカッ!」
とキレられはしたけど、それもご愛嬌。
その場にいた観衆が手をたたいて祝福してくれたのは言うまでもない。
午後から『あゆみ』の最終チェックに配布プリントのコピーをしたら今日はもう帰ろう。
昨日はなかなかヘビーな1日だった。
学校を出て、結衣子から聞き出したブランドで、エンゲージリングを購入。サイズもバッチリのはずだった。
その足で雅との待ち合わせ場所へ行き、その場で跪いてプロポーズ。
そこが駅前のコーヒーショップだなんて、気にしてられるか。
小さな箱を取り出す俺に、周囲の冷やかしの声。
あまりの驚きにポロポロ泣き出した雅だったが、ちゃんとOKの返事はもらった。
「遅いよバカッ!」
とキレられはしたけど、それもご愛嬌。
その場にいた観衆が手をたたいて祝福してくれたのは言うまでもない。