【完全版】俺様幼馴染の溺愛包囲網
「お前な……。俺のことはいいんだ。片付いたから。今日はお前の話だ。その前にメシだな。早く選べ」
店員が困ってるのでメニューを勧めた。本日のオススメ定食を2つ注文し、ノンアルコールビールで乾杯する。
「俺の話ってなんだ? 仕事は確実に覚えていってるし、結衣子とも順調だぞ。最近、忙しくてなかなか抱けないけどな。ま、チャンスは逃さず、定期的に可愛がってるぞ。俺、マメだからな。たまに抱き潰して、朝怒られるけどな」
ちゃんと深ーい愛情は伝わってる、と最大級の惚気をかましてくる。
い、いや、そんなあけすけに……。
聞いてしまって、結衣子に申し訳なくなる。
「お前……それ、本当に伝わってるか?」
「当たり前だろ! めちゃくちゃ可愛いんだぞ。ああ見えてツンデレでな。最初はちょっとツンで、不機嫌だったり、恥ずかしがったりするけど、すぐデレに変わるんだ。そしたらあの大きい目をウルウルさせて、しがみついて。もっと、もっとって……」
「もういい! 妹夫婦の閨を覗いてるみたいで結衣子に申し訳ないわ! それに一応同僚なんだぞ、毎日会うんだ。気遣え!」
「いや、お前が聞きたいって言うから……」
「言ってない! 俺が言いたいのは――」
「なんだよ?」
店員が困ってるのでメニューを勧めた。本日のオススメ定食を2つ注文し、ノンアルコールビールで乾杯する。
「俺の話ってなんだ? 仕事は確実に覚えていってるし、結衣子とも順調だぞ。最近、忙しくてなかなか抱けないけどな。ま、チャンスは逃さず、定期的に可愛がってるぞ。俺、マメだからな。たまに抱き潰して、朝怒られるけどな」
ちゃんと深ーい愛情は伝わってる、と最大級の惚気をかましてくる。
い、いや、そんなあけすけに……。
聞いてしまって、結衣子に申し訳なくなる。
「お前……それ、本当に伝わってるか?」
「当たり前だろ! めちゃくちゃ可愛いんだぞ。ああ見えてツンデレでな。最初はちょっとツンで、不機嫌だったり、恥ずかしがったりするけど、すぐデレに変わるんだ。そしたらあの大きい目をウルウルさせて、しがみついて。もっと、もっとって……」
「もういい! 妹夫婦の閨を覗いてるみたいで結衣子に申し訳ないわ! それに一応同僚なんだぞ、毎日会うんだ。気遣え!」
「いや、お前が聞きたいって言うから……」
「言ってない! 俺が言いたいのは――」
「なんだよ?」