【完全版】俺様幼馴染の溺愛包囲網
「大丈夫か? 顔色悪くないか? まだ寒いか?」
「……ん、大丈夫」
「俺、ずっとなにも言わずにお前と過ごしてきて、ホント悪かったと思ってる。俺――」
「それは、もうこういう関係をやめようっていう話?」
「え? ま、まあ、そういう話、かな?」
これからはちゃんと公に婚約者としてだな……。
「わかったよ。……うん。わかった。じゃ帰るね。
あ、もちろん今まで通り、うちに食べに来てくれていいからね。気にしないで。
あ、でも……も、もうその人の手料理食べられるってことなんだよね?
……良かったね、亮平」
あれ? どうも伝わってるような気がしない……。
いや、そもそも好きだって言ってないじゃん、俺。
「ちょ、ちょっと待て! 話はまだ終わってないし、手料理ってなんだ?」
「好きな人が出来たんでしょ? 違うの?」
「好きな人は目の前にいる。出来たんじゃなくて、初めからいる」
「……え?」
「ずっと、言葉に出したことなくて悪かった。俺が好きなのは結衣子だ! 結衣子しか好きじゃない。他になんて誰もいない。ずっとずっと前からお前だけだ!」
よし! 言えた!
「……ん、大丈夫」
「俺、ずっとなにも言わずにお前と過ごしてきて、ホント悪かったと思ってる。俺――」
「それは、もうこういう関係をやめようっていう話?」
「え? ま、まあ、そういう話、かな?」
これからはちゃんと公に婚約者としてだな……。
「わかったよ。……うん。わかった。じゃ帰るね。
あ、もちろん今まで通り、うちに食べに来てくれていいからね。気にしないで。
あ、でも……も、もうその人の手料理食べられるってことなんだよね?
……良かったね、亮平」
あれ? どうも伝わってるような気がしない……。
いや、そもそも好きだって言ってないじゃん、俺。
「ちょ、ちょっと待て! 話はまだ終わってないし、手料理ってなんだ?」
「好きな人が出来たんでしょ? 違うの?」
「好きな人は目の前にいる。出来たんじゃなくて、初めからいる」
「……え?」
「ずっと、言葉に出したことなくて悪かった。俺が好きなのは結衣子だ! 結衣子しか好きじゃない。他になんて誰もいない。ずっとずっと前からお前だけだ!」
よし! 言えた!