クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-
「いやっ!」




女の子はすでに体中血まみれで、足が妙な方向へ歪んでいた。

引きずられた場所にはレッドカーペットがひかれたように、血がこびりついていく。




「ひどいな」




尋が小さな声で呟いた。

ひどいなんて言葉じゃいい表せないことだ。




「みんなもう決断したんだよ。外に出るか、ずっと園内に残っているか」




繭乃がふっと息を吐き出す。

すぐに外へ出る決断をしたチームの誰かがどんどん犠牲になっていく。

こんなのおかしいよ……!
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