クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-
「これがゲームだったら私が負けてたんだよね。危ない危ない」




苦笑いを浮かべて額に浮かんだ汗を拭っている。

繭乃でもさすがに緊張していたようだ。




「それじゃ繭乃から」




尋が箱からダーツの道具を取り出していく。

丸い板になってりうダーツ版は壁に固定できるようになっているから、建物の壁にかけさせてもらう。

後必要なのは矢だ。

矢は手のひらより少し大きいくらいのサイズで、カラフルに色付けされている。

これならどこに刺さったかすぐにわかりそうだ。

ダーツ板の真ん中は真ん中が赤色になっていて、そこに当たれば50点。

そこから細かく円で分けられていて次に小さな円に当たれば40点。

その次が30点、20点、10点と、円が大きくなればなるほど点数は少なくなっていく。
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