クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-
「私たちは今日の仕事でどれくらいを稼いだの?」
流れていく大橋くんの体。
ベルトコンベアーが流れていく向こうから、悲鳴が聞こえてきた。
隣の部屋で待機させられていた子たちだろう。
その子たちは今から大橋くんの臓器のなにを取り出せと指示されるんだろうか。
「1人につき、10万円だ。悪くない金額のはずだ」
1人につき10万円。
私達は今日20万円を稼いだことになる。
確かに、普通にアルバイトをすることを考えれば果てしなくいい稼ぎだ。
だけどこんなことを毎日続けるなんて、考えただけで精神がまいってしまう。
しかも、ここから出られるのは3億円を稼いだときだ。
「こんな仕事を半年以上続けろっていうのかよ」
智道が絶望的な声で呟く。
流れていく大橋くんの体。
ベルトコンベアーが流れていく向こうから、悲鳴が聞こえてきた。
隣の部屋で待機させられていた子たちだろう。
その子たちは今から大橋くんの臓器のなにを取り出せと指示されるんだろうか。
「1人につき、10万円だ。悪くない金額のはずだ」
1人につき10万円。
私達は今日20万円を稼いだことになる。
確かに、普通にアルバイトをすることを考えれば果てしなくいい稼ぎだ。
だけどこんなことを毎日続けるなんて、考えただけで精神がまいってしまう。
しかも、ここから出られるのは3億円を稼いだときだ。
「こんな仕事を半年以上続けろっていうのかよ」
智道が絶望的な声で呟く。