クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-
「取り除いた心臓はどうするつもりだ」



「それは君たちが知る必要はない」




男はキッパリと言い放った。

余計なことに首を突っ込むと、よくないことがありそうだ。

だけど見る限りこれは臓器売買ではないだろうかと考えていた。

ここで死んでいった子供たちの臓器を違法に販売することで、かなりのお金を手にいれているんだ。

それに加えて生配信の収入。

他にも色々とありそうだ。

遊園地側の収入源が少し見えてきたところで、カチャッと小さな音が部屋に聞こえた。

智道がドアへ視線を向ける。




「もしかして、鍵が開いたの!?」



「そうかもしれない」
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