クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-
☆☆☆
「そんなことをしても無駄だ……。お前たちの体につけられている機械が反応する」
監視の言葉に私と智道は目を身交わせた。
そう言うと思っていた。
だから私達は昨日の別れ際に握手を交わしたんだ。
小さな、手のひらサイズのドラーバーを手渡しするために!
智道はガーゼの中に小さなプラスドライバーも仕込ませていた。
作業を終えて座り込んでいる間に、体半分をベルトコンベアーで隠して見えないようにした。
そして、ドライバーを使って腹部の機械のネジを緩めたのだ。
同じように座り込んでいた私にはその様子がしっかりと見えた。
智道からドライバーを受け取った私は今朝シャワーを浴びているときに自分の機械のネジを緩めることに成功した。
ただ緩めるだけじゃ機械は作動してしまう。
一度カバーを取り外して中を確認した。
すると、体内に入り込んでいる線を取り外すことができたのだ。
電流を流したり、人の行動を操っている線は簡単に外すことができた。
あとはカバーを元通りつけておけばバレることはない。
「そんなことをしても無駄だ……。お前たちの体につけられている機械が反応する」
監視の言葉に私と智道は目を身交わせた。
そう言うと思っていた。
だから私達は昨日の別れ際に握手を交わしたんだ。
小さな、手のひらサイズのドラーバーを手渡しするために!
智道はガーゼの中に小さなプラスドライバーも仕込ませていた。
作業を終えて座り込んでいる間に、体半分をベルトコンベアーで隠して見えないようにした。
そして、ドライバーを使って腹部の機械のネジを緩めたのだ。
同じように座り込んでいた私にはその様子がしっかりと見えた。
智道からドライバーを受け取った私は今朝シャワーを浴びているときに自分の機械のネジを緩めることに成功した。
ただ緩めるだけじゃ機械は作動してしまう。
一度カバーを取り外して中を確認した。
すると、体内に入り込んでいる線を取り外すことができたのだ。
電流を流したり、人の行動を操っている線は簡単に外すことができた。
あとはカバーを元通りつけておけばバレることはない。