クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-
ダイヤモンド
「彼はさっきゲームに負けたんだ」
まだ呆然と立ち尽くしていたところに、緑色のクマの着ぐるみが近づいてきた。
その足取りは軽く、スキップをでもしているようだ。
私も、誰も返事をしなかった。
「彼はダイヤモンドと引き換えになった」
ダイヤモンド……?
そういえばこの遊園地内にはブランド品やジュエリーショップもあったんだっけ。
「同じチームの子が、何億もするダイヤを欲しがって、ゲームした。そして負けて、一括払いをすることになったんだ」
「一括払い?」
そう聞いたのは智道だった。
何億する商品だろうが、この遊園地内では労働で支払うことができるはずだ。
でも、一括払いとは……?
まだ呆然と立ち尽くしていたところに、緑色のクマの着ぐるみが近づいてきた。
その足取りは軽く、スキップをでもしているようだ。
私も、誰も返事をしなかった。
「彼はダイヤモンドと引き換えになった」
ダイヤモンド……?
そういえばこの遊園地内にはブランド品やジュエリーショップもあったんだっけ。
「同じチームの子が、何億もするダイヤを欲しがって、ゲームした。そして負けて、一括払いをすることになったんだ」
「一括払い?」
そう聞いたのは智道だった。
何億する商品だろうが、この遊園地内では労働で支払うことができるはずだ。
でも、一括払いとは……?