毒殺されて生まれ変わった聡明な公爵令嬢は、「君を殺したのは、俺なんだ」と告げる謎多き隣国の公爵子息に溺愛される
「やぁ、目は覚めたかい?」

声の方を振り返ると、真っ白な服を着た少年が立っている。

「誰ですの!?」

私は驚き、声をあげてしまう。

すると、少年はニッコリと微笑む。



「うーん・・・この世界の中で一番偉い人かな?」



「??」



「まぁ、つまり君・・・リーネ・フローリアは死んだんだ。普通はこんなところに来ないんだけど、君は特別」

「実はね、馬車での不運な事故である女の子の魂が消えかけている」

「そこで君。君にはその子の身体に入ってほしいわけ」


「ちょっと待ってください。それでは、その女の子の魂はどこへ行くんですの?」


「あれ、理解が早いね?もっと、戸惑わないの?」

「あら、物事受け入れるのは早い方がいいですわ!」

「ふーん、やっぱ君が適任!」

「どういうことですの?」
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