毒殺されて生まれ変わった聡明な公爵令嬢は、「君を殺したのは、俺なんだ」と告げる謎多き隣国の公爵子息に溺愛される
「アルト様!今のは絶対に何か勘違いをされましたわ!」

「そうか?」

「当たり前です!・・・それに先ほどは何を誤魔化されたのですか?」

「何のことだ?」

「エリス様の言葉を遮りましたわ」

「・・・・場所を変えよう」

アルト様はそう仰ると、私を屋敷の中の書斎に案内する。



「ここには、レクシア公爵家に関する書物が多数ある。・・・勿論、俺に関することもだ」



「好きに調べて良いと?」



「そのためにわざわざ隣国まで来たんだろう?」



すると、アルト様が急に私を抱きしめた。
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