白君にわがまま言っちゃだめですか。

「末央」

愛しい人から名前を呼ばれる。それがどれだけ幸せなことだろう。

「、、、俺、引っ越さなきゃいけなくなった」

「え、、、」

「、、、バレンタインの時までわがまま禁止っていうのは末央に会ったら、、、、苦しくてたまらなくて。、、、だから、、、逃げた、、、」

「、、、」

「俺、、、、気付いたんだよ。末央がどれぐらい好きだったかって。」

「、、、うん」

「誤解させて悪かった、、、、でも俺が末央を想う気持ちは一ミリも変わんない、、、、もしよければ、、、、また、、、、付き合ってくれませんか、、、、？」

その言葉を聞いて、、、、目から涙がこぼれ堕ちた。

「、、、末央」

もう止まらないよ？

白君への気持ちは―。

「、、、お願い、します、、、」