御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐
「そ、それなら良かったよ。他にある?」
「英会話も流暢に出来るようになりたいんです。独学だったので・・・実は前に仕事で海外の来賓の方々に話しかけられた時、あまり上手く話せなかったので」
そんな風には見えなかったけど・・・努力家なんだな。
「じゃあ、今から日本語一切なし!それでどぉ?」
「お願いします!」
こんなに心穏やかな日々を過ごせるなんて・・・
今まで味わった事の無い、幸せな時間。
日頃専務としている俺は、家でも専務のままだ。
赤斐さんと会う時の陸としての俺は・・・
自分でも知らなかった一面に、驚く時がある。
本当の俺を引き出して、受け入れてくれる赤斐さん・・・
陸の俺は・・・赤斐さんを好きになっていた。
「私、カップ洗いますね。キッチンお借りします」
コーヒーカップを洗いながら、赤斐さんが小さな声で、歌を口ずさんでいた。
「君を愛したぁ~、もう離さない~」
「それ何の歌?」
「あっ、すみません。つい家に居る感じで・・・これ、実家に住んでる時に、私の母が、よく口ずさんでたんです。何かのドラマの主題歌らしくて」
「そうなんだ」
彼女が口ずさむ歌さえ、心地いい。
俺は本を読みながら、2人の時間を満喫した。
「英会話も流暢に出来るようになりたいんです。独学だったので・・・実は前に仕事で海外の来賓の方々に話しかけられた時、あまり上手く話せなかったので」
そんな風には見えなかったけど・・・努力家なんだな。
「じゃあ、今から日本語一切なし!それでどぉ?」
「お願いします!」
こんなに心穏やかな日々を過ごせるなんて・・・
今まで味わった事の無い、幸せな時間。
日頃専務としている俺は、家でも専務のままだ。
赤斐さんと会う時の陸としての俺は・・・
自分でも知らなかった一面に、驚く時がある。
本当の俺を引き出して、受け入れてくれる赤斐さん・・・
陸の俺は・・・赤斐さんを好きになっていた。
「私、カップ洗いますね。キッチンお借りします」
コーヒーカップを洗いながら、赤斐さんが小さな声で、歌を口ずさんでいた。
「君を愛したぁ~、もう離さない~」
「それ何の歌?」
「あっ、すみません。つい家に居る感じで・・・これ、実家に住んでる時に、私の母が、よく口ずさんでたんです。何かのドラマの主題歌らしくて」
「そうなんだ」
彼女が口ずさむ歌さえ、心地いい。
俺は本を読みながら、2人の時間を満喫した。