御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐
「どうしたの?」
「本当に・・・クリスマスイブなのに、私が来ていいんですか?他に大切な人がいるのに、付き合ってもらったら申し訳なくて・・・」
「いないよ、そんな人。楽しみにしてるから」
「はいっ!頑張りますね!」
満面な笑みを浮かべた赤斐さんは、本とノートを片付けて、玄関に向かった。
赤斐さんが帰る・・・
靴を履こうとした時、気持ちが抑えきれず、赤斐さんの腕を掴んだ。
「赤斐さん・・・」
俺が呼ぶ声に振り向いた赤斐さんを、抱きしめた。
「好きだ、赤斐さん」
肩を持ち、体を離して、俺が顔を近づけると、赤斐さんは目を瞑った。
邪魔になる眼鏡を外し、軽くキスをすると、直ぐに眼鏡を掛け直した。
赤斐さんの潤む目を見つめると、
「私もです。陸さん」
ひとすじの涙を流す赤斐さんを抱きしめた。
「明日、待ってるから」
「はい。ケーキ、持って来ますね」
俺の腕から離れた赤斐さんは、俺を見た後、顔を赤らめて涙を拭い、帰って行った。
はぁ・・・そろそろ限界だ・・・
俺は玄関の壁にもたれて、しばらく佇んでいた。
「本当に・・・クリスマスイブなのに、私が来ていいんですか?他に大切な人がいるのに、付き合ってもらったら申し訳なくて・・・」
「いないよ、そんな人。楽しみにしてるから」
「はいっ!頑張りますね!」
満面な笑みを浮かべた赤斐さんは、本とノートを片付けて、玄関に向かった。
赤斐さんが帰る・・・
靴を履こうとした時、気持ちが抑えきれず、赤斐さんの腕を掴んだ。
「赤斐さん・・・」
俺が呼ぶ声に振り向いた赤斐さんを、抱きしめた。
「好きだ、赤斐さん」
肩を持ち、体を離して、俺が顔を近づけると、赤斐さんは目を瞑った。
邪魔になる眼鏡を外し、軽くキスをすると、直ぐに眼鏡を掛け直した。
赤斐さんの潤む目を見つめると、
「私もです。陸さん」
ひとすじの涙を流す赤斐さんを抱きしめた。
「明日、待ってるから」
「はい。ケーキ、持って来ますね」
俺の腕から離れた赤斐さんは、俺を見た後、顔を赤らめて涙を拭い、帰って行った。
はぁ・・・そろそろ限界だ・・・
俺は玄関の壁にもたれて、しばらく佇んでいた。