御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐
12時にプロジェクト会議が終わり、会議室を出て総務課の方を見ると、赤斐さんがパソコンに向かって、黙々と仕事をしていた。
名簿通り、眼鏡を掛けて、目立つ化粧もせず、うちの会社では珍しく、地味だ。
うちの会社に入社する女性社員は、社内にエリート男性が多いから、皆、磨き上げて自分をアピールするのに・・・
総務課と経理課の女性社員は、お弁当を持ったり、バッグを持ったりと、それぞれ声を掛け合って楽しそうに席を外す中、1人残ってお弁当をバッグから出していた。
誰からも声を掛けて貰えないのか・・・
だが、お弁当箱を開けて、手を合わせてお辞儀している姿は、微笑ましい。
週末には、総務課の女性社員と、営業の男性社員が、「今日はどこに行きますか?」と楽しそうにエレベーターに乗っている。
いつも行っているのか。仲良くするのはいいことだが・・・
そして、俺の横を「お先に失礼します」と頭を下げて、1人でエレベーターを待っているのは、赤斐さんだった。
また1人か・・・
まぁ、赤斐さんくらいの方が、機密事項を知る立場になる、秘書補佐にはいいかもな。
名簿通り、眼鏡を掛けて、目立つ化粧もせず、うちの会社では珍しく、地味だ。
うちの会社に入社する女性社員は、社内にエリート男性が多いから、皆、磨き上げて自分をアピールするのに・・・
総務課と経理課の女性社員は、お弁当を持ったり、バッグを持ったりと、それぞれ声を掛け合って楽しそうに席を外す中、1人残ってお弁当をバッグから出していた。
誰からも声を掛けて貰えないのか・・・
だが、お弁当箱を開けて、手を合わせてお辞儀している姿は、微笑ましい。
週末には、総務課の女性社員と、営業の男性社員が、「今日はどこに行きますか?」と楽しそうにエレベーターに乗っている。
いつも行っているのか。仲良くするのはいいことだが・・・
そして、俺の横を「お先に失礼します」と頭を下げて、1人でエレベーターを待っているのは、赤斐さんだった。
また1人か・・・
まぁ、赤斐さんくらいの方が、機密事項を知る立場になる、秘書補佐にはいいかもな。