御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐

「次期社長の空斗君が、そこまで言ってくれるなら、若い世代の2人を祝福したいと思うよ」
「では、お許しいただけますね。2人の仲を」
「えぇ、ルイスは最も信頼できる男だから」
2人が抱きしめ合うのを見て、ようやく肩の荷が下りた。
「では、早速ですが、私はこれで失礼して、日本に帰ります」

さぁ、次は俺の番だ。直ぐに帰らないと･･･
玄関まで、フレアとルイスが見送ってくれた。
「フレア、ルイス、お幸せに」
「空斗さん、ありがとう。あなたも幸せになってね」
「空斗様。私でよければ、微力ながらいつでもお力になります」
「2人ともありがとう。じゃあ、俺も愛する人を迎えに行くよ」
2人は車が見えなくなるまで、いつまでも手を振ってくれていた。

華･･･早く逢いたい･･･