御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐
【2度目の披露宴をする理由～空斗】
ここ数日間、目を離した隙に、華は色んな男から声を掛けられていた。
自分の妻になったからと、安心してたら･･･
油断も隙もないってこの事だな。
華には叱ったけど、きっとまた同じ事が起るだろう。
取り返しのつかないことになる前に、手を打つか･･･

「空斗様。今、宜しいですか？」
声を掛けてきたのは、ルイスだった。
「あぁ、大丈夫だけど、どうした？」
「実は、フレアのことですが、この数日、目を離した隙に、男性から頻繁に声を掛けられていまして･･･」
「フレアもか･･･実は華もなんだ」
「私の傍から離れないようにと言っているのですが、少し目を離すと声を掛けられています」
「そうか･･･それなら、皆の前で示すか、俺達の妻だと。その方が、他の人達の目があって安心だし、何よりも國宮家とハワード家を、敵に回すような事はしないだろうから」
「どのようにしてですか？」
「ルイス、もう1度披露宴をここでするぞ！」
急いでスタッフルームに向かい、指示を出し、今日、決行する準備を整えた。
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