御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐
「これで、華に声を掛ける男は、いないだろ。ようやく落ち着いて、仕事が出来るよ」
「そういうことなんですね、空斗さん」
「俺の妻だから、手を出すなよ、ということだ」
俺は人目も気にせず、華と熱いキスをした。

2度目の披露宴も終わり、陸斗を母さんに預け、2人で部屋に戻った。
航大な海に、広い空。そこに2人だけがいるようだった。
「綺麗ですよね」
外を見ているドレス姿の華。
こんなに色気漂う女性になるなんて、あの頃の華を知るものは、誰も想像出来ないだろうなぁ。
もう少しその姿を見ていたかったけど・・・

俺は後ろからショールを取り、背中のファスナーを下ろしながら、胸元に手を忍ばせる。
「2年前の披露宴では我慢したからな」
「空斗さん・・・」
俺で染まった華の体は敏感になり、忍ばせた手が、華の肌に触れる度に、耳に響く色気混じりの声にゾクッとして、体中に熱を発する。

「このドレスを選んだのは、似合うと思ったのと、すぐに華を抱くためさ」
ベッドに横たわると、露わになる足元に、思わず息を呑んだ。
「ママになってから、もっと綺麗になって・・・さぁ、思う存分、華を堪能させてもらうよ」

ゆっくりと、愛情を注ぐように舌を絡ませながら、キスを堪能した後、俺の思いを伝えた。
「そろそろ2人目が欲しい・・・俺が1人だったから。華は?」
「私もそう思っていたので・・・空斗さんがいいなら私も欲しいです」
「じゃあ、これからの分も合わせて、たっぷりと華を味わうよ」
俺は時間を掛けて、乱れる華を深く愛し尽くした。
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