不遇な財閥御曹司は、政略妻に一途な愛を捧げたい。



『あっ、すまない。すごく嬉しくて、フリーズしてた。今日は早く帰る。あ、食欲はあるのか?』

「食欲はあまり……だけど、永眞さんのご飯なら食べられそうです。そんな気がします」

『それは嬉しい。じゃあ、すぐに仕事終わらせて早く帰る。だから待ってて』

「……はい、待ってます。永眞さん」


 永眞さん『じゃあ、また』と言って電話が切られた。




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