不遇な財閥御曹司は、政略妻に一途な愛を捧げたい。



「まぁ、でも! 子どもを一人でも産みなさい。そうすれば、親戚ともうまくいくはずよ」

「分かってるわ、お母様」


 お母様は、私が出来るまでが長く親族に色々言われて辛かったとよく話を聞いた。だから、彼女なりのアドバイスなんだろう。……うん。
 そんな話をしていれば、巫女の衣装を来た女性が迎えに来た。



< 4 / 64 >

この作品をシェア

pagetop