camelに溺れる
「またお店に顔を出すよ。とりあえず家に帰るわ」
「うん…、気をつけて。あと、自分にとって良い選択してね。誰かのための選択じゃないからね?」
「口うるさい母ちゃんみたいになってる」
「…だって心配だから」
ありがとう、優衣ちゃん。
自分にとって良い選択。俺がどうしたいか。
もちろん、周りの人のことも考えないといけない。
でも大前提に、自分の気持ちがどっちを向いているか。
「…よし。頑張るか」