100文字の短編詩集 淡い思いを君に届けたい。

2.

 好きな人は居た。
いつだって何処に住んでいたって。
 でもなぜかぼくには誰も振り向かない。
まるで透明人間になったよう。
 寂しかった。
甘えたかった。
そして今も、、、。

 あの日、笑っている息子を初めて感じた。
やっと恋が実った家族。
でもそれは長続きしなかった。
 息子が小学生になる前に別れてしまったから。
 そして今、また新しい恋を探している。
遥かな未来に向かって。
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