人気イケメンダンスグループのボーカル担当『天野先輩』に溺愛されました。
お昼ご飯の時間になった。
いつも購買でパンとか適当に買って食べているから、今日も適当にクリームパンとお茶のペットボトルを買って屋上へ。
普段屋上なんて用事がないし行くことないから、今日が初めてだった。
一段ずつ胸を踊らせながら階段を上がっていく。
ついに屋上へと繋がる白いドアの前へ。
さっきのLINEも、助けた日の出来事も幻だったのかもってちょっとだけ不安で。もしかして、ドアを開けても天野先輩はいなくて、からっぽの屋上と空だけがこっちをみているのかもしれないなって思う。でもそれはそれできちんと現実を受け止めようと思う。
自分の胸に手を当てて大きくなっていく心臓の音を静かにさせようとする。
よしっ。
私の心はざわざわとうるさいけれど。
そっと、静かにドアを開けた。
天野先輩が空の方向を向いて立っていた。
後ろ姿を一瞬見ただけで屋上と繋がる、今触れているこのドアが、まるで天界へと繋がるドアみたいに思えてきた。
いつも購買でパンとか適当に買って食べているから、今日も適当にクリームパンとお茶のペットボトルを買って屋上へ。
普段屋上なんて用事がないし行くことないから、今日が初めてだった。
一段ずつ胸を踊らせながら階段を上がっていく。
ついに屋上へと繋がる白いドアの前へ。
さっきのLINEも、助けた日の出来事も幻だったのかもってちょっとだけ不安で。もしかして、ドアを開けても天野先輩はいなくて、からっぽの屋上と空だけがこっちをみているのかもしれないなって思う。でもそれはそれできちんと現実を受け止めようと思う。
自分の胸に手を当てて大きくなっていく心臓の音を静かにさせようとする。
よしっ。
私の心はざわざわとうるさいけれど。
そっと、静かにドアを開けた。
天野先輩が空の方向を向いて立っていた。
後ろ姿を一瞬見ただけで屋上と繋がる、今触れているこのドアが、まるで天界へと繋がるドアみたいに思えてきた。