人気イケメンダンスグループのボーカル担当『天野先輩』に溺愛されました。
　夜、バイトが終わって家に帰るとすぐに机の上に写真集を置いた。

　一日中メッセージが気になって仕方がなかった。

　別に、放課後とかささっと写真集を開いて、先輩が何を書いてくれたのかをチェックすればよかったのかもしれない。

　でも先輩が書いてくれたメッセージを、そんなに雑な感じでは見れなくて。

　机に置いてある写真集を座りながら見つめた。

　先輩にとって当たりさわりのない内容だったとしても、私にとってはどんな内容でも重要で特別。だって、先輩が私に書いてくれたメッセージなんだから。

　覚悟を決めた。

――それでは先輩、私は今から先輩が書いてくれた大切なメッセージを読みます！

　心の中で先輩に伝えると私は最後のページを開いた。そのメッセージを読むと震えた。
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