人気イケメンダンスグループのボーカル担当『天野先輩』に溺愛されました。
しばらく余韻に浸ったあと、ひとつ疑問が浮かんできた。
――地味な私が天野先輩のファンだって思い切りバレてる?
そういえば、私の名前も知っていたし。知ったタイミングは多分『おとくん、あのちゃんって呼んで♡』って、メジャーデビュー前?の頃にイベントで天野先輩にボード見せた時かな? ちなみにその時は優しく「あのちゃん」って呼んでくれて、すごく嬉しかった。
天野先輩のイベントに参加する時は精一杯のメイクを毎回していた。自分が可愛いと思えるゴスロリの衣装に着替えて、別人になって。自信を持って先輩に会いに行っていた。
学校での地味な自分と、ファンとして天野先輩のイベントに参加している自分は別の世界で。
まるで自分の中にふたりいるみたいというか。あっちの自分はまだ天野先輩に関わってもいいって思えるけれど、こっちの自分は自信がなくて。今だって、キラキラしている先輩に関わっているのが奇跡に近い。
先輩、もしも同一人物だって知っているとしたら、地味で自信がない私なんかに応援されて、本当は嫌じゃないかなぁ?
イベントの時はいつもよりも大きい声を出してはしゃいじゃったりして。そのはしゃいでいる自分をあらためて思い出すと恥ずかしい。地味な女がはしゃいでるとか思われてないかな?
いつもプライベートでは悪い方向に考えちゃうクセ。
でも、何回も写真集のメッセージを読み返していたら、先輩はそんなこと思わないかな?って気がしてきた。
先輩のおかげで、前向きに考えられる自分もいる――。
――地味な私が天野先輩のファンだって思い切りバレてる?
そういえば、私の名前も知っていたし。知ったタイミングは多分『おとくん、あのちゃんって呼んで♡』って、メジャーデビュー前?の頃にイベントで天野先輩にボード見せた時かな? ちなみにその時は優しく「あのちゃん」って呼んでくれて、すごく嬉しかった。
天野先輩のイベントに参加する時は精一杯のメイクを毎回していた。自分が可愛いと思えるゴスロリの衣装に着替えて、別人になって。自信を持って先輩に会いに行っていた。
学校での地味な自分と、ファンとして天野先輩のイベントに参加している自分は別の世界で。
まるで自分の中にふたりいるみたいというか。あっちの自分はまだ天野先輩に関わってもいいって思えるけれど、こっちの自分は自信がなくて。今だって、キラキラしている先輩に関わっているのが奇跡に近い。
先輩、もしも同一人物だって知っているとしたら、地味で自信がない私なんかに応援されて、本当は嫌じゃないかなぁ?
イベントの時はいつもよりも大きい声を出してはしゃいじゃったりして。そのはしゃいでいる自分をあらためて思い出すと恥ずかしい。地味な女がはしゃいでるとか思われてないかな?
いつもプライベートでは悪い方向に考えちゃうクセ。
でも、何回も写真集のメッセージを読み返していたら、先輩はそんなこと思わないかな?って気がしてきた。
先輩のおかげで、前向きに考えられる自分もいる――。