人生は虹色
天空は割れ、僕らを照らし温めるように、
陽光の日差しがほんのりと気持ちが良い。
航兄ちゃんの家の前にある庭は、
次第に騒がしくなっていった。
バーベキューコンロから湧き上がる炎を見て、興奮しだす燈也達と食材を両手いっぱいに持った琴美姉ちゃんが出てきた。
「いや〜、晴れて良かったね」
「あぁあ〜、持つよ!持つよ」
琴美姉ちゃんの大きく膨らんできたお腹に気付かされるように、僕は琴美姉ちゃんが持っていた物を受け取った。
「ふふ、ところでまだなの?」
僕の気遣いに照れ笑いしながら、琴美姉ちゃんは航兄ちゃんに尋ねていた。
「たぶん、もうすぐ来ると思うんだけどなぁ、あれ〜?俺、12時って言ったよなぁ」
航兄ちゃんは不安そうに、
誰かが来ることを悟らせる。
今日は何故だか分からないけど、
朝から航兄ちゃんに叩き起こされ、
BBQをすることだけを伝えられていた。
「え?他に誰か来んの?」
「あぁ!スペシャルゲスト」
「スペシャルゲスト?!」
母さん達は仕事だし、亨兄ちゃん?
いや、亨兄ちゃんは昌典くんとスノボーだったはず。
僕は見当もつかない人物を頭の中に、
思い浮かべることができずにいた。
陽光の日差しがほんのりと気持ちが良い。
航兄ちゃんの家の前にある庭は、
次第に騒がしくなっていった。
バーベキューコンロから湧き上がる炎を見て、興奮しだす燈也達と食材を両手いっぱいに持った琴美姉ちゃんが出てきた。
「いや〜、晴れて良かったね」
「あぁあ〜、持つよ!持つよ」
琴美姉ちゃんの大きく膨らんできたお腹に気付かされるように、僕は琴美姉ちゃんが持っていた物を受け取った。
「ふふ、ところでまだなの?」
僕の気遣いに照れ笑いしながら、琴美姉ちゃんは航兄ちゃんに尋ねていた。
「たぶん、もうすぐ来ると思うんだけどなぁ、あれ〜?俺、12時って言ったよなぁ」
航兄ちゃんは不安そうに、
誰かが来ることを悟らせる。
今日は何故だか分からないけど、
朝から航兄ちゃんに叩き起こされ、
BBQをすることだけを伝えられていた。
「え?他に誰か来んの?」
「あぁ!スペシャルゲスト」
「スペシャルゲスト?!」
母さん達は仕事だし、亨兄ちゃん?
いや、亨兄ちゃんは昌典くんとスノボーだったはず。
僕は見当もつかない人物を頭の中に、
思い浮かべることができずにいた。