愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
「旦那様……」
「今日はハルト――って呼んでくれないのか?」
ああ、もう! もう! ただでさえ不意打ちのキスで茹だっているのに! こんな状態のわたくしに名前を呼べと!?
「――――ハルト様」
だけど、他でもない旦那様の――ハルト様のお願いですもの。聞かないとか無理です。わたくし、恋の奴隷ですもの。
わたくしから、ハルト様をギュッと抱きしめると、彼はとても嬉しそうな表情を浮かべました。
(ああ……好きだなぁ)
本当に。びっくりするぐらい大好きで。
想いはすでに天元突破していると思っていたのに、とどまるところを知りません。
「わたくしも、ハルト様のことが大好きです」
溢れ出た想いを言葉にして、今度はわたくしから口づけます。すると、ハルト様は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに口元を隠しました。
「それは……反則だろう?」
「……お互い様ですよ」
わたくしが笑えば、ハルト様は「そうだな」と言って、顔をクシャクシャにしました。
「今日はハルト――って呼んでくれないのか?」
ああ、もう! もう! ただでさえ不意打ちのキスで茹だっているのに! こんな状態のわたくしに名前を呼べと!?
「――――ハルト様」
だけど、他でもない旦那様の――ハルト様のお願いですもの。聞かないとか無理です。わたくし、恋の奴隷ですもの。
わたくしから、ハルト様をギュッと抱きしめると、彼はとても嬉しそうな表情を浮かべました。
(ああ……好きだなぁ)
本当に。びっくりするぐらい大好きで。
想いはすでに天元突破していると思っていたのに、とどまるところを知りません。
「わたくしも、ハルト様のことが大好きです」
溢れ出た想いを言葉にして、今度はわたくしから口づけます。すると、ハルト様は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに口元を隠しました。
「それは……反則だろう?」
「……お互い様ですよ」
わたくしが笑えば、ハルト様は「そうだな」と言って、顔をクシャクシャにしました。