愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
いい機会なので、わたくしは思いの丈を存分に打ち明けました。ハルト様は何度も何度もうなずきながら、わたくしのことを見つめています。あまりにも温かい眼差しで――愛されているなぁってすごく感じます。
「それに、仕事に行くのはわたくしにとって大事な自己規制です」
「自己規制?」
ハルト様が首を傾げます。わたくしはうなずきつつ、ずいと身を乗り出しました。
「家でじっとしていたら体力と気力があり余ってしまいますし、ハルト様に会いたくて会いたくて会いたすぎて、今よりさらに甘えん坊になってしまいます。ハルト様が仕事から帰ってきたときにはべったり張り付いて、放してあげられそうにありませんから」
「ふっ……!」
わたくしの言葉に、ハルト様は声を上げて笑います。あまりにも屈託のない愛らしい笑顔に、目が釘付けになってしまいました。
「それに、仕事に行くのはわたくしにとって大事な自己規制です」
「自己規制?」
ハルト様が首を傾げます。わたくしはうなずきつつ、ずいと身を乗り出しました。
「家でじっとしていたら体力と気力があり余ってしまいますし、ハルト様に会いたくて会いたくて会いたすぎて、今よりさらに甘えん坊になってしまいます。ハルト様が仕事から帰ってきたときにはべったり張り付いて、放してあげられそうにありませんから」
「ふっ……!」
わたくしの言葉に、ハルト様は声を上げて笑います。あまりにも屈託のない愛らしい笑顔に、目が釘付けになってしまいました。