愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
「ねえねえ、ハルトに相談なんだけど」
「なんです? プレヤさんが珍しいですね」
一人で考え込んでいた俺に、プレヤさんが尋ねてくる。
彼は優柔不断に見えて、意志のハッキリとした人だ。あまり誰かに相談事をしたり、悩んだりしている様子を見たことがないのだが。
「ハルトはさ、女の子から人気のない建物に誘われたら警戒する?」
「…………は?」
この人は、いきなりなにを言ってるんだ? 色々と前提条件がおかしいし、聞く相手を間違っているだろう?
「なんですか? 誰かにお誘いでも受けたんですか?」
「うーーん、僕の場合女の子からのお誘いはしょっちゅうあるんだけど、今してるのは仮定の話。ハルトはさ、直接に会ったのは一回だけの女の子から、倉庫とかそういう場所に誘われたら会いに行く?」
「倉庫? なんでそんな場所に?」
意味がわからない、と首を傾げたものの、プレヤさんは割と真剣な表情だった。
「なんです? プレヤさんが珍しいですね」
一人で考え込んでいた俺に、プレヤさんが尋ねてくる。
彼は優柔不断に見えて、意志のハッキリとした人だ。あまり誰かに相談事をしたり、悩んだりしている様子を見たことがないのだが。
「ハルトはさ、女の子から人気のない建物に誘われたら警戒する?」
「…………は?」
この人は、いきなりなにを言ってるんだ? 色々と前提条件がおかしいし、聞く相手を間違っているだろう?
「なんですか? 誰かにお誘いでも受けたんですか?」
「うーーん、僕の場合女の子からのお誘いはしょっちゅうあるんだけど、今してるのは仮定の話。ハルトはさ、直接に会ったのは一回だけの女の子から、倉庫とかそういう場所に誘われたら会いに行く?」
「倉庫? なんでそんな場所に?」
意味がわからない、と首を傾げたものの、プレヤさんは割と真剣な表情だった。