愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
「俺なら絶対に行きません。俺にはクラルテというものが……」
「クラルテと出会う前なら?」
「行きません。というか、俺に声をかけてくる時点ですでに怪しすぎます。なにかの罠だと考えます」
「……そっか。まあ、ハルトはそうかもしれないね。じゃあ、ナルシストで女好きの浮気男ならどう考えると思う?」
「ナルシストで女好きの浮気男?」
今度はやけに具体的な人物像があがってきた。首をひねりつつ、想像を巡らせる。
「行くんじゃないんですか? そういう場所のほうが好きだし興奮するって人間も多いでしょう? 罠だなんて思わなさそうな気がしますし」
「やっぱりそう思う? よかった! ハルトもそう思うなら多分大丈夫そうだ」
プレヤさんはそう言ってホッと安堵のため息をつく。
「クラルテと出会う前なら?」
「行きません。というか、俺に声をかけてくる時点ですでに怪しすぎます。なにかの罠だと考えます」
「……そっか。まあ、ハルトはそうかもしれないね。じゃあ、ナルシストで女好きの浮気男ならどう考えると思う?」
「ナルシストで女好きの浮気男?」
今度はやけに具体的な人物像があがってきた。首をひねりつつ、想像を巡らせる。
「行くんじゃないんですか? そういう場所のほうが好きだし興奮するって人間も多いでしょう? 罠だなんて思わなさそうな気がしますし」
「やっぱりそう思う? よかった! ハルトもそう思うなら多分大丈夫そうだ」
プレヤさんはそう言ってホッと安堵のため息をつく。