愛する婚約者様のもとに押しかけた令嬢ですが、途中で攻守交代されるなんて聞いてません!
「元々昇進にさして興味はなかったのだが」
ハルト様はつぶやきつつ、わたくしの髪をそっと撫でます。
「これからはクラルテが一緒だから」
穏やかな微笑み。おまけに最高の殺し文句までいただいてしまいました!
(ああ、好きだなぁ)
本当に、ハルト様のことが大好きだなぁ。
わたくしは胸がじんわりと温かくなります。
「そうですよ。これから先なにがあろうと、わたくしはハルト様と一緒にいます。たとえばハルト様が無職無一文になったとしても、全力でハルト様を愛し続けますし、二人でいれば幸せです」
……あっ、これってなんだか結婚式の誓いの言葉みたいですね。ちらりとハルト様を見上げれば、照れくさそうに頬を染めつつ、わたくしの手をギュッと握りました。
「クラルテ」
わたくしの名前を呼ぶ声が、穏やかに細められた瞳が、彼も同じ気持ちだって教えてくれます。
ハルト様はつぶやきつつ、わたくしの髪をそっと撫でます。
「これからはクラルテが一緒だから」
穏やかな微笑み。おまけに最高の殺し文句までいただいてしまいました!
(ああ、好きだなぁ)
本当に、ハルト様のことが大好きだなぁ。
わたくしは胸がじんわりと温かくなります。
「そうですよ。これから先なにがあろうと、わたくしはハルト様と一緒にいます。たとえばハルト様が無職無一文になったとしても、全力でハルト様を愛し続けますし、二人でいれば幸せです」
……あっ、これってなんだか結婚式の誓いの言葉みたいですね。ちらりとハルト様を見上げれば、照れくさそうに頬を染めつつ、わたくしの手をギュッと握りました。
「クラルテ」
わたくしの名前を呼ぶ声が、穏やかに細められた瞳が、彼も同じ気持ちだって教えてくれます。